受託サービス|無菌試験・エンドトキシン試験・マイコプラズマ否定試験・ウイルス否定試験

微生物学的安全性試験|受託サービス

当社では、特定細胞加工物、培地、培養上清、エクソソーム、化粧品原料などに対して、日本薬局方に準拠した微生物学的安全性試験を受託しています。これらの製品群については、最終ロットに対する放出試験としての検査にも対応しており、信頼性の高い品質保証データの提供が可能です【出典1】【出典3】。

また、医薬品、再生医療等製品、医療機器などを最終目標とする開発案件や、学術案件においても、研究開発段階における品質評価試験として、無菌試験、細菌内毒素試験(エンドトキシン試験)、マイコプラズマ否定試験、ウイルス否定試験を受託しています【出典2】【出典4】。これにより、実用化前段階のスクリーニングや仕様検証、探索研究において柔軟な試験設計と有効なデータを低コストで取得可能です。

当社は薬機法に基づくGMP(Good Manufacturing Practice:医薬品および医療機器の製造管理および品質管理の基準)に準拠した試験施設ではなく、放出試験としての受託は行っておりません【出典5】。ただし、GLP(Good Laboratory Practice:優良試験所基準)相当のクリーン環境および日本薬局方準拠の手法を基盤とし、研究開発用途においてはGMP施設に準ずる水準の信頼性と実務性を確保しています【出典1】【出典5】。

本稿では、当社が提供する微生物学的安全性試験の体系と各手法の特性、費用目安について、試験法別に詳細を解説します。以下では、無菌試験、エンドトキシン試験、マイコプラズマ否定試験、ウイルス否定試験について、日本薬局方・国際ガイドライン・実務レベルの観点から整理しています。

■1. 無菌試験

無菌試験(Sterility Test)は、製品に微生物汚染がないことを確認するための最も基本的かつ重要な試験法です。日本薬局方(第十八改正)では、直接法およびメンブレンフィルター法が正式な手法として規定されており、加えて参考情報としてガス検出法(例:バクテアラート法)も記載されています【出典1】。

当社では、特定細胞加工物、培地、培養上清、エクソソーム、化粧品原料等に対する最終製品の放出試験として、これらの無菌試験手法に対応しており、品質保証目的での運用が可能です。また、医薬品・再生医療等製品・医療機器を目指す製品群に対しても、研究開発段階での評価用途として広く適用しています。

すべての無菌試験は、GLP(Good Laboratory Practice)相当のクリーン環境下にて、日本薬局方に準拠した培地・培養条件・観察期間に基づき実施しています。GMP(Good Manufacturing Practice)施設ではありませんが、開発段階においては十分な実用性と信頼性を提供可能です【出典5】。

[1] 培養法

培養法は、無菌試験の中核をなす伝統的な手法であり、検体を2種の培地に接種し、微生物の発育有無を一定期間(原則14日間)にわたり観察する方法です。日本薬局方では、大豆-カゼイン消化培地(Soybean-Casein Digest Medium)と、液状チオグリコール酸培地(Fluid Thioglycollate Medium)の併用が規定されています【出典1】。

当社では、各試料の透明性、粘性、組成等に応じて、接種量や培養温度(20–25°Cおよび30–35°C)を最適化し、偽陰性を避けるよう配慮した運用を行っています。また、試験前における製品性状の確認や予備試験にも柔軟に対応いたします。

1. 直接法

直接法(Direct Inoculation Method)は、液体製品や抽出液を滅菌済みの培地に直接添加して培養する方法であり、主に透明性の高い製品や低粘度試料に適しています【出典1】。製品そのものが微生物の発育を阻害しないことが条件となります。

  • 標準価格(税抜):90,000円/検体
  • 標準納期:1ヵ月
  • バリデーション(税抜):360,000円~
  • 特記事項:納期相談、ボリュームディスカウント有

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2. メンブレンフィルター法

メンブレンフィルター法(Membrane Filtration Method)は、試料を0.45μmまたは0.22μmの無菌フィルターでろ過し、フィルターに捕捉された微生物をそれぞれの培地に移して培養する方法です。ろ過可能な液体であり、試料量が多い、あるいは微生物の捕捉効率を高めたい場合に用いられます【出典1】。

  • 標準価格(税抜):100,000円/検体
  • 標準納期:1ヵ月
  • バリデーション(税抜):400,000円~
  • 特記事項:納期相談有

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[2] バクテアラート法

バクテアラート法(BACT/ALERT® System)は、バイオメリュー社(bioMérieux S.A.)が提供する自動微生物検出システムであり、検体中の微生物の代謝活動により発生する二酸化炭素(CO₂)をセンサーボトルが感知し、汚染の有無をリアルタイムで検出する方法です【出典1】【出典6】。

日本薬局方では参考情報として紹介されており、医薬品原薬や再生医療等製品、細胞加工物、化粧品原料などの分野で国際的に活用されている迅速検出手法(Rapid Microbiological Method, RMM)の一つです【出典6】【出典7】。当社では、このバクテアラート法を、最終製品の放出試験としても実用的に運用しています。

薬機法に基づくGMP試験施設においては導入時に個別のバリデーションが求められます。当社でもバリデーション対応は可能です。一方、研究用途または法的拘束力のない品質保証用途を前提とする試験においては、すでに当社にて確立された運用条件のもとで迅速かつ信頼性の高い無菌性評価を提供できます。

  • 標準価格(税抜):60,000~90,000円/検体
  • 標準納期:10~20日
  • バリデーション(税抜):360,000円~
  • 特記事項:納期相談、ボリュームディスカウント、セット割引有

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■2. エンドトキシン試験

エンドトキシン試験(Bacterial Endotoxins Test)は、グラム陰性菌の細胞壁成分であるリポ多糖(Lipopolysaccharide:LPS)由来の発熱性物質を検出・定量する試験です。日本薬局方ではライムulusアメーボサイト溶液(LAL:Limulus Amebocyte Lysate)を用いた3種の試験法(ゲル化法・比濁法・比色法)が規定されており、当社ではこのうち「カイネティック比濁法(Kinetic Turbidimetric Method)」に対応しております【出典3】。

当社では、特定細胞加工物、上清、エクソソーム、化粧品原料などに対する最終製品ロット試験としてのエンドトキシン測定を提供しています。また、医薬品等を最終目標とする製品群に対しても、研究開発段階での品質評価用途として広く実施可能です【出典2】。

試験はGLP相当の清浄環境下で、日本薬局方に準拠したLAL試薬および試験系を用いて行われており、結果は発熱性物質混入の有無だけでなく実測グラフを添付して報告いたします。なお、当社はGMP準拠の試験施設ではないため、薬機法に基づく製品出荷判定試験(放出試験)には対応しておりませんが、開発・検討・品質保証補完目的においては十分な検査精度と運用実績を有しています【出典5】。

[1] カイネティック比濁法

カイネティック比濁法(Kinetic Turbidimetric Method)は、LAL試薬と試料を混合し、反応に伴って生じる濁度の上昇を時間経過に沿って測定する方法です。濁度上昇速度はエンドトキシン濃度に相関し、自動的に濃度換算されます【出典3】。

本法は定量性・再現性に優れ、多検体対応・短時間分析にも適しており、研究開発用途および製品品質確認において汎用性の高い手法とされています。EU薬局方およびUSPでも同様の試験構成が認められており、国際的に整合性の高いエンドトキシン検出法として広く利用されています【出典3】。

  • 標準価格(税抜):55,000~88,000円/検体
  • 標準納期:5~10日
  • 反応干渉試験(税抜):300,000円
  • 特記事項:納期相談、ボリュームディスカウント、セット割引有

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■3. マイコプラズマ否定試験

マイコプラズマ(Mycoplasma)は、細胞壁を持たない極めて小型の細菌であり、フィルターを通過して細胞培養系に汚染する恐れのある代表的なコンタミネーション因子です。特定細胞加工物や細胞培養由来製品においては、品質保証の観点からその存在否定が強く求められます【出典2】【出典5】。

当社では、アデノシン三リン酸(ATP)を検出対象とする「ATP法」および核酸増幅に基づく「リアルタイムポリメラーゼ連鎖反応法(リアルタイムPCR法:Real-time Polymerase Chain Reaction)」の2種類のマイコプラズマ否定試験に対応しており、お客様の製品特性・納期・検出感度要件に応じてどちらか一方を選択いただく形で実施しております【出典3】。

当社では、これらの試験を、特定細胞加工物、上清、化粧品原料等に対する放出試験レベルの品質保証として実施可能であり、また、医薬品や再生医療等製品を目指す開発案件に対しても、研究開発段階での検討用途として柔軟に対応しております。いずれの試験も、GLP相当のクリーン環境下で実施し、局方・国際ガイドラインに準拠した検出体制を整えています【出典1】【出典2】。

[1] ATP法

ATP法(Adenosine Triphosphate Bioluminescence Assay)は、マイコプラズマの代謝活動によって産生されるATPを生物発光反応により検出する迅速スクリーニング法です。反応はルシフェラーゼ(Luciferase)系を利用し、ルミノメーターにより定量されます【出典3】。

本法は、数時間以内に検出結果が得られる点で迅速性に優れており、開発段階におけるスクリーニングや出荷前確認の初期判定に適しています。製品性状により発光干渉のリスクがある場合には、事前のフィージビリティ確認にも対応いたします。

  • 標準価格(税抜):55,000円/検体
  • 標準納期:5~10日
  • バリデーション(税抜):要相談
  • 特記事項:納期相談、ボリュームディスカウント、セット割引有

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[2] リアルタイムPCR法

リアルタイムポリメラーゼ連鎖反応法(Real-time PCR法)は、マイコプラズマ特異的なDNA配列を蛍光プローブにより増幅・検出する分子生物学的手法であり、極めて高い感度と特異性を有します【出典2】。

当社では、独自設計プライマーではなく、市販の既製試薬キット(検証済みプローブ含む)を採用しており、安定性と検出性能の両立を図っています。国際整合性のある手法であり、研究開発用途から品質保証まで、幅広く対応可能です。

  • 標準価格(税抜):65,000円/検体
  • 標準納期:5~10日
  • バリデーション(税抜):720,000円
  • 特記事項:納期相談、ボリュームディスカウント、セット割引有

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■4. ウイルス否定試験

ウイルス否定試験(Viral Safety Test)は、製品の製造原料や製造環境においてウイルスが意図せず混入していないことを確認する目的で実施される重要な安全性評価です。特に、多家由来や動物由来の試薬、原料、製品においては、ウイルス混入リスクに対する科学的管理が求められます【出典2】【出典4】。

当社では、ウイルス特異的な核酸配列を標的とするリアルタイムポリメラーゼ連鎖反応法(Real-time PCR法)による否定試験を実施しており、HIV(HIV-1、HIV-2)、HCV、HBV、HEV、PVB19、HTLV、WNV、EBV、CMVなど、複数の代表的項目に対応可能です。検出対象は、ご依頼時にご希望の試験項目をご指定いただく形で柔軟に対応しております。

なお、当社では市販の既成試薬キットを使用しており、独自設計のプライマーやプローブは使用しておりません。これにより、検出感度および特異性がバリデーションされたキット構成での安定した運用が可能です。また、試験はGLP相当の環境下で実施しており、最終製品の放出試験としての活用、または医薬品・再生医療等製品を目指す開発段階での研究評価試験のいずれにも対応しております【出典1】【出典5】。

[1] リアルタイムPCR法

リアルタイムポリメラーゼ連鎖反応法(Real-time PCR法)は、蛍光標識されたプローブを用いて、ウイルス由来の核酸配列を増幅・検出する手法です。特異性の高いプライマーとプローブの組み合わせにより、微量のウイルス核酸を定量的に検出できます【出典2】【出典4】。

本法は、定性判定のみならず、定量的な結果報告にも対応可能であり、また、マルチプレックス解析にも適応できるため、複数ウイルス種の同時否定確認も可能です。高感度・高特異性を活かし、特定細胞加工物・化粧品原料等の品質保証レベルでのウイルス安全性確認に有効です。

  • 標準価格(税抜):200,000円/検体~
  • 標準納期:10~20日
  • バリデーション(税抜):720,000円~
  • 特記事項:納期相談、ボリュームディスカウント有

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■5. セット割引

「再生医療等の安全性の確保等に関する法律(再生医療等安全性確保法)」に係る特定細胞加工物の出荷検査において、基本構成となる無菌試験・エンドトキシン試験・マイコプラズマ否定試験に関し、まとめて受託する際に割引価格で提供いたします。

[1] セット割引A

1検体に対し、無菌試験(バクテアラート法)・エンドトキシン試験・マイコプラズマ否定試験(ATP法)をまとめて受託する際の価格です。

  • 標準価格(税抜):100,000円/検体
  • 標準納期:10~20日
  • 特記事項:納期相談有

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[2] セット割引B

1検体に対し、無菌試験(バクテアラート法)・エンドトキシン試験・マイコプラズマ否定試験(リアルタイムPCR法)をまとめて受託する際の価格です。

  • 標準価格(税抜):120,000円/検体
  • 標準納期:10~20日
  • 特記事項:納期相談有

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出典一覧

  1. 日本薬局方 第十八改正・無菌試験法および参考情報「自動検出法(バクテアラート法)」に関する記載
  2. ICH Q5D:Derivation and Characterization of Cell Substrates Used for Production of Biotechnological/Biological Products
  3. USP <85> Bacterial Endotoxins TestEuropean Pharmacopoeia 2.6.14PIC/S Annex 1(参考対比)
  4. ICH Q5A(R2):Viral Safety Evaluation of Biotechnology Products Derived from Cell Lines of Human or Animal Origin
  5. 厚生労働省:再生医療等製品および医薬品の製造管理および品質管理に関する基準(GMP)ガイドラインほか通知類

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